千葉市稲毛区で2日間の作業、完了しました。

７月２日と３日の２日間、稲毛区で遺品整理の作業を行ないました。
お見積の際にはお荷物の量から、３日間の作業を予定していましたが、できるだけ早く完了させてあげたいと思い、スタッフを増員して、２日間で終わらせることができました。

お客様から最初にお電話を頂いた時、千葉市のおくやみハンドブックを見てとのことで、ご質問される内容や様子から、とてもお困りになっているのがわかったので、とにかく一度お見積に伺うということになりました。
というのも、ご依頼者様は海外に住まれていて、ご両親が施設に入っているとのこと。
お父様の容体が悪化し、もうご自宅に戻ることはないとのことで、ご両親が住んでいたマンションに来てみたら、頭を抱えるほどのお荷物の量で、どうしていいかわからないと。
おひとりで片付けられる量ではなかったので、ケアマネさんに相談したところ、おくやみハンドブックを渡され、生前整理を請け負う業者があるというのを知ったのだそうでした。

実際伺って見てみると、確かにおひとりでどうにかできる量ではなく、お片付けの内容や手順などをご説明して、御見積書をその場で作成してお渡ししました。

マンションはエレベーター無しの４階、間取りは３LDKでしたが、お荷物の量はトラック６台分、約５０㎥ありましたので、金額は税抜きで８６万円になりました。
お電話でお問い合わせ頂く時に、一番多い質問が、「間取りはこのくらいですが、大体いくらぐらいになりますか？」です。
同じ３LDKのマンションでも、寝室にベットだけ、リビングにテーブルとソファ、テレビとテレビ台くらい、クローゼットがあったりすればタンスがないということもあるでしょうから、キッチンに冷蔵庫、洗面所に洗濯機がある程度の物が少ないシンプルな暮らし方をしているとしたら、トラック２台分くらいで収まってしまい、３０万円程度になります。
遺品整理や生前整理の費用は、間取りはほとんど関係ありません。

今回できるだけ早く完了させてあげたいということになったのは、ご依頼者様がお一人で日本に帰国されていて、ご家族と長期間離れているということでした。
加えて、御見積から作業までの期間に、お父様がお亡くなりになり、葬儀やその他の手続きの時間を必要とするだろうとなったからでした。
御見積の際に、お伝えしてありました。
「お片付けはここまでにして、後は私たちにお任せ下さい。それより、書類などの大切なものや、取っておく写真を見たり、思い出の品や残しておきたい物を見つける時間に使って下さい。」
遺品整理や生前整理が決まると、作業までに少しでも片付けようとされるお客様がいらっしゃいますが、AGOTでは、それはしないで下さいとお願いしています。
なぜなら、お客様が考える分別と我々がする仕分けは全く違うからです。
そもそも我々は、ゴミを片付けるのではなく、遺品整理（生前整理）をするからです。

初日はスタッフ１３名、２日目は１０名で作業を行ないました。
AGOTでもこの人数は滅多にない多さでした。
２日間両日共、梅雨のさなかとは言え、猛暑日になるという天気予報でしたし、大きな家具が多いのに、エレベーターなしの４階でしたので、チーム韓のカリブの廣光さんを筆頭に、男性スタッフを増員してありました。
おかげで初日で８割がた完了し、２日目は午前中でほぼ完了。
最後はお部屋をお掃除して、お引き渡しとなりました。

こちらが恐縮するほど、お客様にはとても喜んで頂きました。
聞いたら、アメリカでは遺品整理という文化がほとんどないんだそうです。
日本でもここ数年で遺品整理や生前整理もメジャー（？）になりましたが、１年１年で、ご依頼される内容も変化しています。
今年は去年より独居の方の遺品整理が多いと感じています。
加えて、お子さんがいないために、ご親戚の方が依頼されるケースが増えました。
老老介護という言葉に驚いていましたが、亡くなった方の高齢のご兄弟やご親戚が遺品整理をしなくてはならない、というケースが増えているように思います。
生きている間は、誰にも迷惑かけていないと考えて、もったいないからと物を捨てずにいても、亡くなった後に片付けなくてはならない人がいるということです。
そしてその費用は決して安くありません。
私は口が悪いので、亡くなった父親の兄弟たちが、自分が入るお墓の準備の話しや葬式代の話しをしていると、「それだけじゃ足りないよ、家を片付ける費用の分も必要だからね。」と言ってやります。（笑）
そう言ってる自分も、子供たちに「着ない服は捨てろ!」と怒られてますが。