昨日と今日は千葉城が良く見えるマンションで作業。
2024/06/14
昨日と今日は千葉城が良く見えるマンションで作業。
孤独死の現場ですが、別の業者が入り、片付けだけして、臭いは取らなかったそうで、臭すぎてリフォーム業者が入れないので、なんとかして欲しいとのこと。
取引先の不動産会社からのご依頼でした。
お見積に伺った時に、マンションの管理人さんから、その業者のひどい作業の話しを聞かされました。
土日にいきなり来て作業したこと。
作業中窓を開け放してしまい、マンション中に悪臭が広がり、住人から大クレームが来たこと。
お部屋に入って、なるほどなーでした。
亡くなった部屋は入り口横なのに、多分家中をそのまま歩き回り、踏み広げてしまったんでしょう。
広いお部屋全部で臭いがしました。
片付けはするけど、あとは自分たちはやらないと言ったようです。
でも亡くなってた部屋の床はそのままになってるわけじゃないから、特殊清掃もしたんじゃないの?
どこからどこまで請け負ったの?
それにしたって、二次被害状態にして、クレーム出して、それで仕事したって言えるの?
と、なんとも腑に落ちない気持ちでいっぱいになりながらの作業となりました。
荷物もそのままエレベーターに乗せたんだろうし、そりゃあマンション中からクレームになるよなあと。
体液は床下まで広がってたので、片付け作業も大変だっただろうとは思いますが、うちなら特殊から片付けまでの作業の手順を組み立てるし、臭い取らないのを特殊清掃とは言わないし、踏み広げるような作業の仕方しないし、それ以前に、作業員が安全に作業できるような環境を作ってからでないと中に入れないしと、なんとも悶々としてしまいました。
頼むからこんな仕事して、遺品整理の会社だって名乗らないでよー?と。
今回のケース以外にも、遺品整理の片付けのあと掃除もしてくれなかった、特殊清掃で依頼したのに、臭い残ってる、と、再作業の依頼をされることがしばしばあります。
ちゃんとしている会社もたくさんあるのに、そうじゃない会社に遺品整理や生前整理、特殊清掃の業界全体のイメージを悪くされるのはたまらないなあと思います。
お客様は、特殊清掃を依頼することなんて、人生に一度あるかないかの場合がほとんどで、業者側が「こういうもんです。」と言ったら比べられないし、経験もないから、「そうなんだ。」となるわけです。
部屋にも入れない状態で、仕事完了と言えるのは、ある意味すごいなと思ってしまいました。(呆れてるという意味ですけど。)
特殊清掃は数日かかることがほとんどです。
また、臭いが残っている状態の場合は特に、その場所だけ掃除するわけではありません。
発見まで日数が経ってしまって、臭いが出てしまっている場合は、部屋の中の物にも臭いが移っていますので、消臭をご希望の場合は荷物を片付けないと完全消臭はできません。
AGOTではこういう説明を、お見積りに伺った際に、現状を見させて頂いた後、どういう作業をするのか、どこまでやるのかをお客様と相談して決めていきます。
(ちなみにこの時に、できないことはできないとお伝えしますし、ご希望にそえない場合はお断りすることもあります。)
特殊清掃は簡単ではない作業で、費用もかかるので、しっかりした技術を持っている業者に依頼することが大切だと思います。