千葉市若葉区でゴミ屋敷のお片付けをしました

千葉市若葉区でゴミ屋敷片付けのご依頼を受けました。
急ぎのご依頼で、たまたま私の自宅から近かったので、１５分くらいで伺い、現調とお見積となりました。
ゴミ屋敷の場合、ご家族はショックを受けてしまうことが多く、亡くなった悲しみを一層深くさせ、そして複雑な気持ちに陥らせてしまいます。
このご依頼の時もそうでした。
「なぜこんな生活になってしまったんだろう。」
「こうなっていることになぜ気付いてあげられなかったんだろう。」
ご家族はその答えを得ることができないからだと思います。

１DKのアパートでしたが、玄関から奥の部屋まで、ゴミで埋め尽くされていました。
春先で、まだ気温はそれほど高くありませんでしたが、ペット臭がひどく、作業は防護服と防臭マスクを装備しての作業となりました。
２トントラック約3台分のゴミの処分と、除菌処理を行ないました。
賃貸物件の場合、退去の際に現状復帰しなくてはならないことがほとんどですので、残置物の処分はもちろんですが、臭いや過度の汚れがある場合は、壁紙交換のリフォームを要求されることもあります。
今回はできる限りの現状復帰をして、リフォームするかどうかは、大家さんに確認するとのことでした。

遺品整理・生前整理でご依頼をうけた場合は、作業後の清掃は簡易清掃になりますが、亡くなった知らせを受けて遠方から駆けつけて、数日後に葬儀のために再度いらしたお母様のお気持ちを考えて、できる限りきれいにしました。
写真ではわかりませんが、部屋はゴミを撤去しても、臭いはほとんど消えていないのです。
せめてゴミがなくなって、きれいになった部屋を見せて安心して頂きたいという、スタッフの思いでした。

お母様は、亡くなる数日前に送った子供の頃の写真を見つかればいいと仰っていたとのこと。
作業前にミーティングで写真の捜索を伝えてありました。
無事写真は見つかり、メッセージでお伝えしました。
後日お返事があり、お母様が喜ばれたとのこと。
遺品整理士は、ご依頼者様に寄り添って遺品を整理するのが仕事ですが、遺品というのはお金や高価な貴重品だけではなく、ご家族の思い出も遺品です。
ご依頼者様からの感謝の気持ちが綴られたメッセージを、スタッフにも見せました。
この仕事に就いて良かったと思った日になりました。